BEYOOOOONDS / ビヨーンズ

BEYOOOOONDS / ビヨーンズ

BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)とは、ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ。
一岡伶奈をリーダーとするCHIKA#TETSU、高瀬くるみをリーダーとする雨ノ森 川海、平井美葉をリーダーとするSeasningSの3つのユニットによって構成される。
デビュー以来、寸劇を取り入れた楽曲や、メンバーのキャラクターを活かした個性的な楽曲で話題を集めている。2019年にレコード大賞最優秀新人賞を獲得し、2020年には第34回日本ゴールドディスク大賞ベスト5ニュー・アーティストに選出された。

sano-wのレビュー・評価・感想

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BEYOOOOONDS / ビヨーンズ
10

アイドルの新しい形を貫き通している

BEYOOOOONDSの2ndシングル「激辛LOVE/Now Now Ningen/こんなハズジャナカッター!」についてです。
トリプルA面シングルとなっている今回の三楽曲は、メジャーデビュー曲同様にBEYOOOOONDSカラーが炸裂している楽曲になっています。
「激辛LOVE」では、メンバーそれぞれに配役があり、MVの最初では開店前のレストランの様子が描かれています。キャッチーな楽曲であるこの曲の見どころは、サビの中での「辛い~」というような振りとメンバーの表情にあります。また、もう一つメンバーの清野のトークボックスも見どころです。ハロプロの「ソロフェス」という企画で挑戦した際に好評で、この楽曲でも採用されました。
「Now Now Ningen」では、コロナ化の「ニューノーマル」な今を「皆で頑張って乗り切っていこう、大丈夫!」というメッセージをポップに表現している一曲となっています。
「こんなハズジャナカッター!」では、三曲の中で一番BEYOOOOONDSらしい楽曲となっています。「私たちに普通の曲を歌わせてほしい」等、自分たちが普通のアイドルと違うスタイルで売り出していることに対して、面白可笑しく自虐っぽく歌っているところに、笑ってしまうような曲です。最終的には「普通の曲じゃ満足できない」「これで良かった」と歌っています。また、この楽曲には、歌詞にハロプロの歴代グループの名前やハロプロ以外のグループの名前が点在している点にも面白みがあります。
歌・ダンスに加えて「寸劇」を取り入れていて、アイドルの新しいスタイルを確立させたBEYOOOOONDS。
今回紹介した楽曲にもそれが生かされており、三曲それぞれにパワーアップした新しさと面白さが盛り込まれたシングルとなっています。