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エレキギターの革命児と呼ばれた男
2020年10月6日にエレキギターの革命児『エドワード・ヴァン・ヘイレン』が亡くなった。彼の死後、世界中のギター雑誌が特集&追悼号を発売し、その表紙には彼の写真と共に『The King』と書かれていた
彼の登場以後、ギターが上手いという基準が数段上がってしまった。その為、世界中のギターキッズの羨望と絶望を一身に受けた稀有な本当の天才である。その『The King』エドワード・ヴァン・ヘイレンが所属していたバンドがその名も『VAN HALEN』である。
1978年デビューのこのバンドは12枚のスタジオアルバム、2枚のライブアルバム、2枚のベストアルバムがあるアメリカを代表するモンスターバンドだ。途中ボーカリストの交代劇があり、そこを境に大きく二つの時代に分かれる(実際には1枚だけ参加のボーカリストがいる)
ボーカルがデイヴィッド・リー・ロスだった前期(1978〜1985)とサミー・ヘイガーだった後期(1986〜1996)だが、どちらにも熱心なファンが多くどちらの時代がより優れていたかの討論は今でも世界中で繰り広げられている。ボーカリストそれぞれの個性によって生々しく、よりパーティ感あふれる前期と、正統派なロックボーカリストを獲てのシリアス、聴かせる楽曲ぞろいの後期となるが、どの時期の楽曲でもその存在感で中心となっているのはエドワード・ヴァン・ヘイレンのギターである。
特に1stアルバム『炎の導火線』は世界中に衝撃を与え、今でもYoutubeではそのギタープレイのコピー動画が上げられ続けているまず入門編としてはその1stアルバム『炎の導火線』、6thアルバム『1984』ボーカリストが交代後の『5150』そしてライブの『ライト・ヒア、ライト・ナウ』辺りから聞くことをお勧めしたい。