同性パートナーのほのぼの日常ストーリー
映画化もされた【きのう何食べた?】ですが、シロさんとケンジのほっこりほのぼのな日常を描いた先品です。ちょくちょく起こる、出来事にもドキドキしながら読んでいくと、割と最終的には「あぁ、よかったぁ!」となる、結末で不穏な空気感が一切ない漫画です。
作者は、大奥で有名なよしながふみ先生で女性の方ですが、なぜかケンジの気持ちがすごくリアルで切なくなったり、なんでそうなる!とクスっとなったり。リアルな日常では、毎日不穏なニュースや感染症などで安心して生活することが難しい現代人に、ちょっとの「うふふ」な幸せな時間をくれる作品だと思います。
シロさんは、弁護士でありながら節約に余念がなく、スーパーでの買い物も1円を節約するためにチラシ商品や特売品などが大好きで、そうしてGETしてきた戦利品で作る料理が、レシピとともに描かれているので料理本としても使えそうな気がします。おそらく、よしなが先生も料理が好きで、よく作られているんだと思います。お話とお話の間に、出てきたレシピに対するアドバイス的な一言も添えられており、作ってみようかという気になります。
大きくくくると、ゲイカップルの同棲5日記みたいな感じですが、ケンジの感情表現がとっても素直で可愛らしくもあるので、読んで女子力あげてみませんか?