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いい加減な性格の居酒屋店主・武藤銀次が、ひょんな事から江戸時代にタイムスリップ。江戸のグルメを学んでいく内に、食への取り組み方・考え方も変わっていく。
美味しい料理が目白押しの、江戸グルメ漫画。現代でも利用できる調味料や食材の、思いがけないアレンジが楽しめます。季節に合わせた旬の味を楽しく学ぶことができ、日本の食の豊かさに感謝したくなる作品です。江戸の料理はもちろん、現代に戻った銀次が居酒屋で出すメニューもとっても美味しそう。ちょこちょこ自炊に使えるアイデアもあるので、毎回楽しみ&重宝してます。主人公が居酒屋経営者なので、とにかく酒が進みそうなメニューが多いんですよね。将軍が気楽に町歩きをしていたりと、史実重視ではもちろんありませんが、のんびりした雰囲気がグルメ漫画にピッタリです。キャラの絵はアッサリしているのですが、その分料理の絵を邪魔せず引き立てていて、料理のビジュアルも充分想像できます。主人公はお調子者ですが、作る料理はどれも美味しそうだし、人の良さも伝わってくるのでどの話も嫌みなく読めます。主人公が過去にタイムスリップする流れでしたが、途中から江戸から現代に来て、過去に戻れなくなったキャラも発生。続きが気になる~…んですが、著者がラーメン漫画で有名な河合単さんなので、中々続きが出ないのが悩ましいところです。ラーメン漫画も読んでますが、こちらも気長に待ってますよ~。