理解して欲しくない感情なのに共感の嵐、超歌手、大森靖子
大森靖子というシンガーソングライターは、私たちが生きてきた中で感じたことのある言葉にしにくい感情を歌い上げるのがものすごくうまいアーティストです。今も昔もたくさんの女の子から支持されているのは、やはり大森靖子の作り出す感情を丸裸にした歌詞に共感するからだと思います。
いい意味でひねくれた歌と魂がこもったライブパフォーマンス、ヒリヒリした歌声、まっピンクの髪の毛、いつまでも女の子で美しい大森靖子は、誰にも理解されたくない感情を、誰にでも共感できる歌詞として吐き出しています。
大森靖子が映画の主題歌を書き下ろした時やアニメの主題歌を書き下ろしたときに、注目して書いている場面や感情が文字だけで伝わってしまう文章力と予想できない、でもこれしかないというようなメロディは作品をより一層色付けています。
大森靖子は、ZOCというアイドルグループの共犯者(プロヂューサー兼メンバー)として活動もしており、ZOCの全ての楽曲を大森靖子が作っています。各メンバーのソロ曲があり、ソロ曲は各メンバーの味や強みが全面に押し出されているキャラソンのような楽曲です。大森靖子は、楽曲をキャラ付けするのもすごく上手だと思います。