音楽の才能とスピリチュアルな人間性に溢れた24歳 藤井風くん
彼に惹かれるのは私が関西人だからなのか。彼の存在を知ったのはミュージシャン志望の息子からのオススメで。「何なんw」を聴かされました。R&Bで岡山弁の歌詞。知れば知るほど、息子の一つ年上なだけの天才にハマりました。最近では高畑充希さんのドラマ「にじいろカルテ」の主題歌「旅路」や、車のCM「きらり」でかなり知られるようになったかと思います。
スラリとした長身と、端正な美形で自分のことを「わし」という実に純朴な彼は、一見、恋愛の曲を歌っているようで、さにあらず。「死生観」や「自分の中のネガティブな感情」とか「人生観」を歌っているのです。息子とライブにも行きました。最前列でした。目の前で見た彼は、お世辞にもMCが上手いとは言えないシャイな、でも歌い始めると音源と1ミリの狂いのない音感、自由に歌っているようなJAZZYなPIANO。ライブの終わりに風くんが言った「みんな、今日はこんなワシにたくさん優しくしてくれてありがとうございました。」は眩暈がするほど彼の人間性を表していました。彼を広めたい、活躍してほしい、彼の音楽が認められないわけがないと思う反面、いやあんまり売れないで、そのうちドームツアーとかするようになってライブを見に行っても豆でしかない、手の届かない人にならないでとか(今なら手が届くような言い方ですが笑)葛藤するほどの魅力です。これ以上売れないでほしい藤井風くんのアルバム、「HELP EVER HURT NEVER」どうか聴いてみてください。