「虹色の歌声」を以てファンを虜にする、hydeが「顔」の何でもありのモンスターバンド!
L'Arc〜en〜Cielという名称と存在を、今や知らない方はいないだろう。もし知らない方がいたなら、これから筆者が最高の自信を持って紹介したい。
彼らは1991年に結成された、リーダー・tetsuyaが率いるロック界では最高峰に位置するロックバンドだ。ファンの間では「ラルク」という愛称で親しまれ、メンバーはそれぞれ、ベースのtetsuya、ギターのken、ドラムスのyukihiro、そして、バンドの「顔」として、女性と見紛うかのような美貌と哀切な歌声を誇る、ヴォーカルのhydeを主軸とする4人組だ。
では、そもそも彼らの何処が魅力的なのか?
色々な要因があるが、その最大の理由の一つは聴く者を魅了するhydeの歌声だろう。彼は、ファンの間では「虹色の歌声」を持つと絶賛されており、曲調やその場の雰囲気、また彼自身のメンタルなどに合わせて、自由自在にその歌声を変化させる。例えば、バラード調の曲では静かに諭すように、聴く者が涙する程の哀切な旋律を届け、アップテンポ調の曲の際には、ファンの身体の芯に達するぐらいの、激しく苛烈なシャウトを響かせる。これこそが、彼が「虹色の歌声」を以て聴く者を虜にするという所以なのだ!
しかしラルクの魅力はそれだけに止まらない。メンバー全員が作詞・作曲できるという、他に類を見ない超絶的な技巧を持つ本格的なバンドでもあるということが、彼らが圧倒的に支持される要因の一つだろう。しかも、hydeが響かせる「虹色の歌声」にまるでシンクロするかのように、メンバーが奏でるそれぞれの楽器も「虹色の旋律」となって、縦横無尽に空間を駆け巡る。その最も顕著なの例として、『flower』と『虹』というラルクを代表する二大名曲が挙げられる。特に『虹』は、バンド名の由来ともなっており、フランス語で「虹」を意味する。そしてその名の通り、「虹色の歌声」と「虹色の旋律」が相互を補完し合いながら高めていく最高のバラードとなっていて、聴く者を魅了して止まない。この曲を聴けば、必ずあなたも涙することだろう。
ポップス風のノリノリの曲から激しいパンクロック風の曲まで、幅広くカバーすることが可能なラルクは、まさに、何でもありのモンスターバンドなのだ!
あなたも是非ラルクの名曲の数々を聴いて、その「虹色」ぶりを堪能して頂きたい。