無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 / Mushoku Tensei

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 / Mushoku Tensei

『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』とは、理不尽な孫の手によるライトノベル。「小説家になろう」で2012年9月に連載を開始し、2015年4月で完結した。2020年にはアニメ化を果たしている。
現代日本に住む34歳のニート主人公。彼はある日、家族から家を追い出されてしまう。人生を後悔しながら路頭に迷うなか、トラックに轢かれそうになっていた高校生3人を助けようとして死亡するが、その後ルーデウス・グレイラットとして異世界に転生。今度こそ真面目に生きようと第二の人生に取り組んでいく。

shu42201のレビュー・評価・感想

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 / Mushoku Tensei
10

自分も記憶もったまま転生したいかも

人生は長いようで短い人もいる。そんな人生の中で生きていれば失敗の一つや二つあるものだ。失敗にくじけトラウマになる人も少なからずいるかもしれない。
主人公はそんな失敗がトラウマとなり、社会人からのレールを外れてしまいひきこもりのニートとなってしまう。
そんな時に人間が考えることは誰も知らないところだったら一からやり直せる、もしくはやり直したい。人間の願望が入った作品だ。
主人公は前世の記憶を引き継いだまま転生してしまう。転生した場所はいままで生きてきた場所・時代背景も全く別物で、やり直せたからといって、なにもかも上手くいくわけではない。
主人公は前世での失敗をいかし努力を続けるようになりトラウマも克服し旅にでるようになるが、主人公は旅の途中で仲間から色々なことを学び・前世ではできなかった人間関係の構築を行っていきます。
誰しも何かが怖いこと不安に思うことがあると思いますが、自分が変わることでトラウマとなっていた人間関係を違う場所とはいえ新たに構築したのは心うたれました。
いつの時代も人間が作る、人間社会で生きていかなければならない世界です。周りの人間は変わることはありません。
自分が変わることでしか自分の周りの人間は変わることはない、と思わせる作品だったと思います。