劇場版:ツッパリ・ヤンキーという死語が1周回ってフィクションとなる
当時のサンデーを支えてたマンガである。
懐かしのマンガが実写化するぞとなると、思い出を壊さないでくれとか自分の思い描いた配役と違うなどマイナス要素が働いてしまい遠慮がちになる。
安心して下さい。三橋の卑怯、伊藤の根性、リコの可愛さ、今井のバカさは変わらない。同年配の方にこのコンテンツの良さを伝えるのは難しくはない。大事なのは古き良きものは新しい伝えることだと思う。おっさんが「あー昔は良かった」だとが口で言った所で伝わるもんではない。
おっさんが【ツッパリ・ヤンキー】という単語を知らない若い世代にどのように伝えるのが難しいことだ。
原作知らない人に単行本全38巻又はドラマ45分1~10話を見なさいというのはちょっと仕切りが高い。
そこであえて劇場版を見てもらうのも1つの手段だと思う。
同年代のファンには邪道と言われてるかもしれないが、それぞれのキャラの役割が2時間で収まっているのだから、劇場版を入り口としてドラマそして漫画原作を読んでもらうのもありだと思うのだ。
監督の福田雄一の勇者ヨシヒコシリーズにはまった方は見といて損はしない。加賀賢人の演技が輝いて観えるのは脇役が個性強すぎるための反発力だろう。特にムロツヨシ、佐藤二郎が自由すぎるだよな。