ハリポタ並の衝撃!魔法の世界にどっぷり浸かれること間違いなし!
魔法使いの嫁はタイトルの通り魔法使いのお嫁さんになるのですが、そんな甘いラブコメでまとめられる話ではありません!
まずとても絵が細かく綺麗で見応えがあります。その絵で紡がれるイングランドの片田舎で主人公チセは魔法使いの弟子として暮らします。
まずそれだけで幻想的なのですが、そこに加わるのは作者の知識量!イングランドのお伽噺などを織り交ぜながら様々な魔法の知識を教えてくれます。どこまでが創作?どこまでが先生の知識?とわからないほど。
たとえば主人公のチセは簡単に箒に乗ったりはしません。杖なしで何がすることも多いです。典型的な魔法使いのイメージよりもよりリアリティにある形へと描かれているのです。
そして主人公のチセはまだ10代の女の子。過去のトラウマから死んでもいいという思想を持ってます。そこに人の気持ちがわからないけれど、素直に話す魔法使いエリアスと出会います。この2人にはそれぞれが成長の余地ありでして、自己犠牲しがちなチセと手段を考えないエリアスは日々奮闘し、成長していくのです。
それが見ていて感動もの!若い人ならこれから経験する悩みになってますし、大人なら何か忘れたものを思い出させてくれるようなストーリーになってます。様々な角度から魔法の世界にどっぷり浸かれる魔法使いの嫁を、ぜひ読んでみてください!