あゆの人生
平成の歌姫と言えば、他の誰を差し置いてもやはり、浜崎あゆみの名前が多く上がるでしょう。
デビューから20年以上経った今でも、ファンから永く愛されている歌姫。あゆの愛称でも親しまれてることでも有名です。
そんな浜崎あゆみがデビュー当時に発表した第一作目のアルバム、「A song for xx」に収録されている曲「A song for xx」に今回はクローズアップしたいと思います。
この曲は歌詞が特に印象的で、中でも歌詞の冒頭の方に出てくる「居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待できるのか わからずに」という歌詞に強く感銘を受けました。そして彼女のデビュー前からの、そんな毎日を送っていたことを思うと、心がいたたまれなくなりました。
更に心を突き刺す歌詞は続き、後半のサビの部分で「人を信じることっていつか裏切られ はねつけられることと同じと思っていたよ あのころそんな力どこにもなかった きっと色んなこと知りすぎてた」とありますが、確かに人を信じるということは裏切られる可能性もあり、そして浜崎あゆみの言う、「きっと色んなこと知りすぎてた」というのは大人の事情や生きづらさや、俗世間の汚れなどを、若干二十歳前後にして、浜崎あゆみ自身が知っていたという意味なのでは無いかと思いました。
この曲は、やる気に満ち溢れた曲ではないかもしれませんが、絶望の淵に立ったり、深い悲しみにくれた時に寄り添ってくれる曲だと思います。