レディ・プレイヤー1 / レディプレ / Ready Player One / ゲームウォーズ

レディ・プレイヤー1 / レディプレ / Ready Player One / ゲームウォーズ

『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。
荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。

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レディ・プレイヤー1 / レディプレ / Ready Player One / ゲームウォーズ
8

VR・アニメ・ゲームのお祭り映画!その名も『レディ・プレイヤー1』!!

『レディ・プレイヤー1』は『ゲームウォーズ』という小説を映画化したものです。
下敷きとして、アメリカや日本のオタクポップカルチャーがあり、バーチャルリアリティ(VR)要素もあります。ですので、それらにもある程度理解がないと映画自体の意味がわからないかもしれません。

ですが、それを差し引いても高評価にしているのはこの作品がお祭り映画だからです。
お祭り映画とは色々なメーカーや版権元のキャラクターが同時に出演するものを(私が勝手につけて)いいます。出演するキャラクターやメカは枚挙に暇がありません(映画パンフレットにはズラズラ書かれているくらい)。
ここで一例をあげていけば、『ストリートファイターシリーズ』の『リュウ』や『機動戦士ガンダム』の『ガンダム』、『スターウォーズ』の『R2D2』、『カウボーイビバップ』の『ソードフィッシュ号』、『ロボコップ』の『ED-209』などなど。サンリオのキャラクターもいます。ハローキティとかね。
それらをチェックすることがこの映画を楽しむファクターのうち大きな部分を占めます。

そして、メインキャラクターが冒頭のシーンで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン(しかも2の未来仕様をカスタムしたもの!)に乗っていたり、ヒロインが『AKIRA』の赤いバイクに跨っていたり(ステッカーが原作と変わっている!)もしています。
そしてそれを『キングコング』の『キングコング』が襲い来る!
古き良きタイプのオタクの方にはここまでのカギカッコでくくった単語はおおよそ「しってるよ~」という感じですが、そうでないタイプの、現代を生きるオタクの方や普通の方にはこの要素は少々退屈かもしれません。

そしてこれらにピンとこない方には正直オススメできません。見てもキャラクターはわからないし話はよくわからないし、となるでしょうから。

ここまでほとんどストーリーについて触れていません。原作付きは原作を超えない、というジンクスもございますが、原作未読の私はジェットコースターのように楽しむことができた。とだけ申しておきましょう。
ということでこのような評価とさせていただきました。