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ビル・マーレイって憎めない男感が満載。
ヴィンセントがすごく魅力的な人に思えました。たしかに、酒もギャンブルもするし、子どもに悪影響が...って一瞬思っちゃう人だけど、でもぶっきらぼうでもやさしいし、子どもからしたらほんといい相棒だったんだろうなって感じです。こういう年の離れた友人ものとか大好きで見ているとニマニマしちゃいます。
オリバーがヴィンセントについて話すところは本当に感涙ものです。誰かにそんなふうに思われたなら生きていてよかったと思えるというか…。すごくぶっとんだおじいちゃんだったけど、オリバーにとっていい影響を与えたんだなと改めて感じました。
ビル・マーレイはこういう役に合うと思います。真面目そうな男には見えないんだけど、なんか憎めない感じなんですよね、彼って。妻にも優しくて、女性に優しいイメージも強いです。でも、自分の中でビル・マーレイがおじいちゃんってイメージはなかったから、もうそんな年なのかあとびっくりしました。でも、全然若いころと雰囲気は皮ったなくてよかったです。
本作はビルのキャラクターが一番の見どころのようだけど、実はオリバーもかなりいい子でした。あんな素直な息子、もう愛しすぎてしまいますよ。見た後、あの二人組のことを思って、いつまでも余韻を感じてしまう作品です。