ラブ★コン / Love Com / Lovely Complex

ラブ★コン / Love Com / Lovely Complex

『ラブ★コン』とは『別冊マーガレット』にて2001年から2006年まで連載された中原アヤ原作の漫画およびそれを原作としたアニメ、ゲーム、ドラマCD、実写映画作品である。舞台は大阪の高校、舞戸(まいど)学園。高身長で明るい性格の小泉リサは、入学当初から犬猿の仲である大谷敦士と学園のオール・阪神巨人と呼ばれ名を馳せていた。漫才風の泉州弁で高校生活の模様がコミカルに描かれている。小泉を中心に身長、男性恐怖症、へたれ、それぞれコンプレックスを抱えた高校生たちが織りなす笑って泣ける青春ラブコメディ。

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ラブ★コン / Love Com / Lovely Complex
8

デコボコ漫才コンビが繰り広げる"キュン死に"なラブコメディ

この作品は、10年以上前に発売された少女漫画で、アニメ、映画化もされた人気のある作品です。タイトルの「ラブ★コン」はラブリー・コンプレックスの略となっており、主人公のリサは高身長というコンプレックスを抱き、対するヒーローの大谷は低身長というコンプレックスを抱えています。真逆なコンプレックスを抱えるデコボコな2人が繰り広げるラブコメディとなっています。
2人のまるで漫才でもしているかのようなテンポの良い会話、リサの女子らしからぬ表情、いつもにぎやかな友人たち、作品全体が思わず笑ってしまうようなコメディ調で出来ているので、本編は16巻もありますがサクッと読めてしまいます。
大谷の低い背は、リサにとって自分のコンプレックスを加速させる要因で、その度に何度も落ち込むのですが、それでも諦めない姿には、何だかこちらまで勇気が貰えます。そして何と言っても、大谷の鈍感だけれど優しくて男気のあるところに、度々キュンとさせられます。
普段は面白くて笑えるけれど、少女漫画らしいキュンとするシーンも沢山描かれているので、この作品だけで笑いと胸キュン、両方を味わえちゃいます。
ラブ★コンは大阪が舞台となっていて、キャラクターたちは関西弁で話すのですが、それがまたリズミカルな掛け合いをより一層、魅力的なものにしてくれている気がします。
きっと読み終わった後には、ついつい関西弁で喋ってしまう自分がいるはずですよ。
嫌なことがあっても、読めば必ず笑顔にしてくれる、いつまでも色褪せない名作です。