奪い愛、冬

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奪い愛、冬
8

「愛のカタチ」

デザイン会社で働く倉科カナ演じる「光」。同じ会社に勤務する三浦翔平演じる「康太」と仕事もプライベートでの充実のひと時を送っていた。婚約を真剣に考え始めた矢先、光が依然心の底から愛した元恋人の「信」が現れる。その信には、蘭という女性がいた。信と蘭の間には切っても切ることのできない関係性がある!?
光と康太を中心とした、「奪い愛(合い)」
その展開は二人の間だけではとどまらず、多くの人を巻き込みながら幸せを得るための地獄のような日々が続いていく。そこには、人間の持つ「愛されたい」という感情が強く表現されているが故に、ドロドロの人間関係を生んでいく…。
好きな人に愛されたい。誰しもが持つ思いながら、それが実現することは奇跡に近い。
自分が愛されたい。幸せになりたい。その感情は誰しもが持つものだ。しかし、それぞれの立場やその際の人間関係が本当に望んでいる愛につながらないこともある。
理想と現実。そのギャップに惑わされている人たちにおいて、自分の幸せを得るためには何を捨て。何を選ぶのか。選択の連続で出来上がるそれぞれの人生。それぞれの幸せのために動くそれぞれの決断に目が離せない。
それぞれの決断の先に広がる未来とは…