愛しのアイリーン

愛しのアイリーン

『愛しのアイリーン』とは、1995年から1996年にかけて『ビッグコミックスピリッツ』で連載された新井英樹による漫画作品、およびそれを原作とした実写映画である。農村の少子高齢化、嫁不足、外国人妻、後継者問題といった日本の社会問題を主題としており、とりわけ国際結婚が抱える諸問題を赤裸々に描写したことで、当時の誌面において異彩を放った。
物語は、42歳を目前に独身をこじらせていた農家の息子・宍戸岩男が、恋愛の挫折から自暴自棄となり、フィリピン人女性のアイリーンと国際結婚を決めるところから始まる。岩男の母・ツルの激しい拒絶や、言葉の通じない夫婦間の葛藤、さらには偶発的な殺人と遺体遺棄といった凄惨な事件を経て、物語は究極の家族愛へと昇華していく。作者である新井英樹の私生活における入籍や第一子の誕生も作品に強い影響を与えており、新装版では描き下ろしのエピローグが追加された。2018年には監督・𠮷田恵輔、主演・安田顕で実写映画化されている。R15+指定。

tw-14069685133のレビュー・評価・感想

愛しのアイリーン
7

ヤバい人がいっぱい。

原作はちょっとだけ読んだりしたけど、あんまり知らない話だったので、映画で見ていろいろ驚きました。みんなおかしいっていうか、ちょっとヤバいところがって、圧倒されてしまう話でした。母親が狂気すぎます。でも、彼女の気持ちがわからないわけでもなくて、なんか息子に執着しちゃう母親とかいるよねって思ったりしました。アイリーンはすごくいい子です。キャストもよくて、とてもかわいらしくて、けなげで素敵な女性でした。恋愛ものかなと思ったけど、なんかもっと泥臭いというかドロドロした人間ドラマだったなという感じです。フィリピンの結婚事情とかもちゃんと描いている感じがします。愛を金で買えるのかっていう問題もあったり、いろいろ考えさせられました。負の部分がすごく出ているけど、おもしろくもあったりして、そういう表現がうまい監督さんだなと思いました。岩男を安田顕さんにしたのがすごくよかったと思います。中年だし、かっこよすぎることはないけど、憎めない感じだし、ある瞬間はかっこよかったりするし、いいキャスティングでした。安田さんの映画は結構見ているけど、やっぱり、演技がうまいなと思います。彼を堪能できた映画でもありました。でも、やっぱりMVPはお母ちゃんかもしれません。