大都市女性の奔放な性生活を赤裸々に描き出した問題作『セックス・アンド・ザ・シティ』
『セックス・アンド・ザ・シティ』は2008年に公開された米国のロマンチックコメディ映画で、監督はマイケル・パトリック・キングで、彼の劇映画監督デビュー作となりました。本作は1998年から2004年までの4シーズンのテレビシリーズの続編であり、キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)、サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)、シャルロット・ヨーク(クリスティン・デイヴィス)、とミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)とニューヨーク在住の女性たちとしての彼女たちの生活が描かれています。
2008年に世界先行公開と米英での同時公開が行われました。批評家の受け止め方はさまざまでしたが、興行的には大成功を収めており、製作予算6500万ドルに対して4億1500万ドルの収益をあげました。
この映画の続編の『セックス・アンド・ザ・シティ2』がその2年後に公開されて興行的には成功しましたが、批評家たちからは酷評されています。さらにその6年後に第3作目の製作が告知されましたが翌年には立ち消えになりました。
『セックス・アンド・ザ・シティ』は「映画の大画面に移しかえられているが、物語のファンにスリルを味わわせ続ける」と映画批評サイト「ロッテントマト」は評しています。『ロサンゼルスタイムズ』紙は「映画は重苦しい問題をお上品に取り扱っているが、とても面白い」との好意的な評価を掲載しました。