ラッパーZEEBRAについて
お茶の間まで浸透しているラップシーン、その先駆者として有名なのがZEEBRAというラッパーです。
95年にキングギドラというグループを結成し活動しており(現在は活動停止中)、97年には初のソロアルバムを発売しました。
the rhyme animal というタイトルのアルバムはラップを聴かない人でもZEEBRAというラッパーがいるという認識を広め、ラップに必要な要素の「韻を踏む」という行為が一般の方にも多く知れ渡りました。
日本語ではラップなんて出来ないと言われ続けてきましたが、ZEEBRAはその不可能を可能にするほど人々を魅了するラッパーの一人です。
まず、ラップと聞くと韻を踏むだけでダジャレっぽく聞こえてしまいカッコ良くないと思われる方が大多数いると思います。その理由がフローと呼ばれるリズムが無い為、聴いていてダジャレっぽく聞こえてしまうというのが日本とアメリカのラッパーの違いと言われています。
ZEEBRAはそのフローとライム(韻を踏むこと)を徹底的に意識し、誰に聴かせてもダサく聞こえないラップを作品にしています。ただ、リズムに乗せて韻を踏むだけではなくリリック(歌詞)も物語のように起承転結があり、聴いている人を楽しませるので魅力的です。