くだらないけど笑える脱力系ギャグ漫画
タイトルの通り「男子高校生の日常」が描かれています。
私はギャグ漫画というと、やたら叫んだり、痛々しいハイテンションだったり…というイメージで、独特のノリがあまり好きではなかったのですが、男子高校生の日常は本当にリアルな男子高校生のノリといった感じで、じわじわとハマっていきました。
タダクニ、ヒデノリ、ヨシタケの3人の高校生が中心なのですが、3人…特にヒデノリとヨシタケが揃うとすぐに妙な茶番が始まり、それが毎回バラエティに富んでいて面白いのです。
通学路で木の棒を見つければそれを剣に見立てたRPGごっこ、タダクニの家で暇になればラジオのDJごっこなど、謎のノリを共有している2人が遊び始め、最初は面倒くさそうにしていたタダクニも結局参加してしまう…というパターンが多いのですが、毎回思いもよらないシュールなギャグとオチが用意されているので読むのが楽しくて仕方ありません。
登場人物全員がいい意味で残念で頭が悪めで、いつどこで笑える展開になるのか想像できないのも作品ならではの魅力です。
普段ギャグ漫画を読んでも無表情で眺めてしまう私が声を出して笑ってしまった初めての作品です。入院中、気分が沈みがちな時には特にお世話になりました!何度読んでも楽しめる、大好きな漫画です!