映画「レディ・プレイヤー1」にこめられたスピルバーグのサブカル愛は最高だ!
映画「レディ・プレイヤー1」を観て「最高!」以外の言葉が出ませんでした。
物語は主人公が楽しむVRゲームの3大クエストに挑戦することを主軸に組み立てられていて、世界2位のIT企業を敵役にどちらが先にゲームクリアするかという単純な構図で分かりやすい。ある意味このセンテンスだけでは「何が面白いの?」となるのだが、そうさせない映像を作るスピルバーグはさすがです。
まず驚いたのが最初のクエストであるカーレース。
単純な疾走感もさることながら、主人公はデロリアン(バック・トゥ・ザ・フューチャー)に乗っていたり、ヒロインがAKIRAの金田のバイクに乗っていたりと興奮することだらけだ。
他にも細かいがストリートファイターのリュウも出ているし、キングコングやジュラシックパークの恐竜がコースの障害物になって邪魔してくるのも見ごたえがあった。
私は4DXで鑑賞したのだが、まるでアトラクションに乗っているかのような迫力でした。
第2のクエストは映画「シャイニング」を観ているとさらに楽しめるパロディネタ満載です。
双子のシーン…老婆のシーン…どれも思い出すだに大迫力で怖かったし、シュールな面白さがありました笑。
最後のクエストをはさんだ戦闘シーンでは「波動拳」や「サマーソルトキック」で戦う主人公が熱かったです。
ただ、一番最後に主人公がヒロインと結ばれて「やっぱりリアルはリアルだからね」とゲーム<現実の構図をみせてしまうのがなんだか手のひら返しを食らうようで個人的には少し残念なオチでした。
全体的には大満足!2018年上期最高の作品です!(個人的には笑)