生み出したヒット曲は数知れず！幅広い年代から愛される個性派音楽グループ
ケツメイシは、数々の名曲をヒットさせ、日本のヒップホップカルチャーをメージャーにした4人組グループです。1996年に現メンバーであるRYO(MC)、RYOJI(Vo)、大蔵(MC)、DJ KOHNO(DJ)の4人で結成されました。グループ名の由来は、中国で古くから伝わる下剤などに使用されている薬草「決明子（ケツメイシ）」から引用し、”すべてを出し尽くす”と”見えない神秘的な”という意味で命名されたそうです。
2001年4月「ファミリア」でメジャーデビューして以降、ヒップホップとレゲエを基調としたサウンドで、ラブソングをはじめ、友情、壮大な自然、命の尊さ、社会風刺から下ネタまで、あらゆる語彙と独特な着眼点で綴った歌詞が聴く人の心を掴んでいます。
2005年に発表した「さくら」は、ケツメイシの代表曲のひとつ。リズムにヒップホップの勢いがありつつ、バラードのような雰囲気が漂う曲で、聴く人が踊りたくなるように明るいですが、とても切ない歌詞です。主人公が「桜の景色は変わらない、違うのは君がいないことだけ」と途方にくれる様子が描写されており、人が心の中にもつ「悲しく忘れられない思い出」という部分に多くの人々の共感を呼んでいます。この曲が初のシングルチャート1位を獲得し、ケツメイシを爆発的に人気にさせました。
その後、アルバム「ケツノポリス4」ではダブルミリオンを達成。同年の第47回日本レコード大賞のベストアルバム賞に選出されたり、初のドラマ主題歌となった「仲間」（2010年）、映画「クレヨンしんちゃん 爆睡！ユメミーワールド大突撃」の主題歌に起用された「友よ〜この先もずっと…」（2016年）などの人気作を生み出し老若男女の幅広い世代から愛されています。
また、ケツメイシのライブパフォーマンスも人気の理由です。コンセプトには「テーマパーク」「ミュージカル」「サーカス」など様々な要素を取り入れたアイデア満載のライブになっています。MCでは笑わせたり、ほろりとさせたり、背中を押してくれたりと、頭の中の風景がどんどん移りかわるような幅広い曲も魅力ですが、ドラマチックでコントありの演劇的要素を持つライブ演出・構成も大きな魅力。ヒット曲の「さくら」「夏の思い出」「涙」しか知らない人でも楽しめること間違いないでしょう。笑いと涙、興奮と感動が一度に味わえるライブなので一度行ってみることをおすすめします。
上記でもお話しましたが、ケツメイシにはどんな世代にも心を打たれる素敵な曲がたくさんあります。仲間と盛り上がりたいとき、楽しいとき、泣きたいとき、思い出に浸りたいときなどどんな時でも彼らの音楽を通してあなたに力を貸してくれるでしょう。ケツメイシの音楽に触れたことない人ははじめに代表曲から聴いてみてはいかがでしょうか。