巻数の多さで断念せず、読んでみてほしいマンガ
ONEPIECEは一人の少年・ルフィが、大海賊時代に海賊の頂点である【海賊王】を目指して奮闘する物語です。
主人公が色々な困難や敵とぶつかり、どんどん力が強くなっていくだけでなく、精神的にも成長していくさまが、見ているものを引き込んでいきます。また、主人公の魅力だけでなく、主人公のルフィ率いる【麦わら海賊団】に個性豊かな仲間がストーリーを進むごとに加入していきます。それぞれの仲間に夢があり、みんなで同じ方向を向いて進んでいく姿は何度読んでも勇気をもらえます。
海賊の頂点を目指すというシンプルなストーリーの中に、数え切れないほどの伏線が仕込まれており、同じところを読んでも1回目と2回目では見え方が変わってきたり、新たな発見があったり。さらには扉絵で伏線が回収されているなんてケースもあって、端から端まで読みこみたくなる作品です。まさかの展開に驚き、戻って読み返して、「ここのこんな些細な一言が。。」なんてケースも多々あります。自分の予想があたったときには、なんとも言えない光悦感も味わえました。
ONEPIECEは、とにかくストーリーもセリフも深いです。声を出して笑ったり、泣いたり、怒ったり。ここまで感情が揺さぶられる作品には初めて出会いました。
巻数の多さから読むのを断念したり、まだ手に取ったことがない人もいるかと思いますが、他の漫画と比べてONEPIECEは文字数が多くなく、技の使用条件等もシンプルなため、サクサク読めるので、まずは手にとって読んでみてほしいです。
ONEPIECEの魅力はたくさんあるのですが、私個人的に大きく3つあげると、
・笑いもあり涙もある
ギャグ的要素もあれば、シリアスな場面もある。感情の起伏が激しく楽しめます。自分自身、年齢によって感動シーンも変わってきて、自分の成長も感じました。展開がわかっているにも関わらず、泣いてしまいます。
・人がほとんど死なない。
もちろんゼロではないですが、味方も敵も死んでしまう描写があまりありません。その分、誰かが死んだときに命の重さについてすごく考えさせられます。
・味方だけでなく、敵にもしっかりストーリー性がある。
仲間や応援してくれている味方のそれぞれの人間性や過去なども見応えがありますが、それだけでなく敵にもそれぞれしっかりヒストリーがあります。ちょい役でしか出てないキャラクターの背景もしっかり考えられていることに感銘を受けました。
老若男女、どんな人でも楽しめる作品です。絶対に後悔させません。ぜひ試しに読んでみてください!