ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation

『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation(ダンロン)』とは、2010年11月25日にスパイク(後のスパイク・チュンソフト)から発売されたPlayStation Portable用ゲームソフトを原作としたアニメ作品。「超高校級」と称される優れた能力を持つ高校生しか入学できない「希望ヶ峰学園」に入学した生徒達が、「卒業するためには仲間を殺すこと」というルールの元に次々と発生する殺人事件を「学級裁判」で解決していく。予測困難な展開が見どころのハイスピード推理アクションだ。

Aniseのレビュー・評価・感想

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation
8

ゲームをリスペクトしまくったアニメ、ダンガンロンパ!

同名タイトルゲーム第1作『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』をアニメ化した作品。
ストーリーも演出もBGMも、原作のゲームに忠実だ。ゲームが好きだった人には、たまらないアニメとなっている。
また、ゲームの見所となった処刑シーンも忠実に再現されており、知っている人が見たらアガりまくるだろう。
特に大和田紋土のバターは、放送して大丈夫なのかこちらが心配になるほどシッカリと再現されていた。
物語は、出入り不可能な学園に閉じ込められた学生たちのコロシアイで進んでいく。
殺人が起こるたびに、主人公たちは、誰が犯人か推理して当てなければならないのだ。
アニメの時間枠におさめるためか、各ストーリーはぎゅっと濃縮されており、ゲーム部分の醍醐味だった探索シーンや証拠発見シーンなどはダイジェストになっている。
一方、学級裁判シーンはたっぷりと時間が取られており、言葉を弾丸にして論破する様は、スカッとすること間違いなしだ。
ゲーム同様、個性豊かなキャラクターたちが、協力し、時に疑いあいながら話は進む。
登場当初、まるでヒロインかのように扱われる舞園 さやかが一番に殺害されるなど、衝撃的な展開で毎回見所満載だ。
人間関係も、徐々に登場人物が減っていくので、話を追うごとに整理されていき、意外とすんなり頭に残る。
物語り当初ぎゅうぎゅう詰めだったエレベーターが、キャラが減ってスカスカになるのも物悲しいが見逃せない。
とにかく、ゲームを知っていれば、十二分に楽しめるアニメ作品だ。