学生バンド系青春BL漫画「ギヴン」
私が人生で初めて読んだBL漫画「ギヴン」を紹介します。
BL漫画と聞くと様々なイメージを持つ方が多く、そのイメージはいいイメージのみとは限らないと思います。
私も今までBL作品には触れてきませんでしたが、ギヴンを読んでイメージが全てが覆されました。
ギヴンはキヅナツキ先生による商業BL漫画で、アニメ化、映画化されています。
簡単に説明すると学生がロックバンドを組み、青春を送る作品です。
ギターを担当している「立夏」はひょんなことから「真冬」に出会い、ギターを教えることになります。
ギターを持っていながら全く弾くことができない真冬は立夏のバンドを見て刺激を受け、音楽に興味を持ち始めます。
そして真冬の歌の才能を買って立夏は自分のバンドのギターボーカルにスカウトするのでした。
しかし真冬が持っていたギターは実は元恋人「由紀」の遺品で、由紀は自殺をして亡くなっています。
最初は音楽を始めることに躊躇した真冬ですが、由紀への様々な感情を歌に乗せて表現し、立夏との新しい恋を始めていきます。
一つ一つの楽曲に真冬の思いのすべてが詰まっており、心をグッと掴まれます。
アニメや映画で流れている曲も素晴らしいので、ぜひ歌詞にも注目してギヴンを楽しんで欲しいです。
真冬と立夏の恋模様が中心ですが、他のバンドメンバーの恋路も描かれており、どの恋もすごく切なくて甘酸っぱいです。
少女漫画と変わらないときめきや切なさが詰まった作品なので、BLに偏見がある人もそうでない人も是非見てほしい作品です。