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母の気持ちも子の気持ちもわかる。
1羽の鳥が家族の雰囲気を変えてくれる、そういうことはあると思います。やはり、家族だけだと煮詰まってしまうところもあるし、立ち直るにはきっかけがいるのでしょう。サムが車いすになったことで落ち込むのはよくわかりました。でも、そうすると、子どもが自分のせいで…ってなりそうなのに、とか思っちゃったけど、そんなことも思いつかないほど絶望にとらわれていたんですね。それが普通だし、本当の反応なのかもって思いました。よくできたお母さん像とかではなく、自然体の女性だったなと感じました。ノアもとてもかわいそうでした。私だってあんなことがあればすごく気にします。自分のせいだと思っちゃうと思います。鳥を助けたいと思ったのも、お母さんの事故があったからでしょう。事故によって障害を負った妻との向き合い方がすごく素敵な旦那さんでした。その旦那に不満がある妻側の家族ってのもあるあるで、どっちの気持ちもわからなくなはいんだけど、旦那側のほうがいいと思ってしまいました。鳥と家族と自然がサムをいやしたのかなと感じました。それほどきれいな風景でした。いい映画ですし、実話を基にしているだなんておどろきです。ペンギンといってて、ペンギンじゃなかったこともなかなかおもしろいひっかけでした。