子供にも、大人にも響く映画です
ホームアローンは、言わずと知れた名作です。
テーマは家族愛ですが、子供の成長や自立等、色々な要素が盛り込まれていて何度見ても飽きない作品です。
クリスマスの旅行に出かけるシカゴの裕福な家庭で暮らす子だくさん家族。
前日の晩に末っ子のケビン(8歳)がお兄ちゃんやお母さんと喧嘩し、家族から失望の目を向けられます。
しかも旅行に出発する日、偶然が重なって家に一人取り残されてしまうのです。
独りぼっちで不安なケビンですが、家に一人でいることを楽しむシーンがほほえましいです。8歳が考える自由の満喫っぷりは見どころです。
楽しみつつも「自分が皆消えてしまえ!と願ったことで家族が消えてしまったのでは」と弱気になるケビン…彼なりに考えながら、物語が終盤に進むにつれたくましく成長していく姿に心打たれます。
冒頭で裕福な家庭と書きましたが、裕福なことが祟ってなんとその家に二人組の泥棒が入るのです…!
ケビンは大人顔負けのアイデアを駆使し、泥棒に立ち向かいます。
8歳の少年に打ち負かされていく泥棒たちのリアクションは必見です。
筆者が子供のころ見たときは、大人が子供に打ち負かされているシーンを見てスカッとしたり、
空想のモンスターに怯えるケビンのシーンで怖がったりしていました。
大人になってから見ると、ケビンの成長やお母さんの親心、家族愛にあふれた作品だなぁという印象を受けます。
展開に飽きることなく、大人から子供まで楽しめる作品です。