シドが憑依
ゲイリーのシドがすさまじかったです。もう、完全にシド。シドはほんとに若くして亡くなったので、この頃のゲイリーでもだいぶ年上なんだけど、ほんと憑依していたというか、若者シドに見えました。
私はセックス・ピストルズのことはあまり知りませんでしたが、すごいベーシストだったということは聞いてました。うん、すごいです。上手いとかそういうことではなく、はちゃめちゃすぎるけど、カリスマ性ありまくりです。フロントマンってボーカルの方が多いだろうけど、このバンドはシドだったのかもしれません。
彼が最初、女なんかって言ってたのも若さゆえだし、そんなこといって一度しちゃうと女にハマるのも子どもっぽいなって感じでした。シドがマイウェイを歌うところは鳥肌もんです。常々、ゲイリーは歌がうまいなと思ってたけど、ほんとなんか才能があります。
カリスマ性ばっちり!なんなんでしょう。伝説のロッカーは早くなくなったり、なんで薬なんかと思うし、どこかで誰か止められなかったのかとも思うけど、無理だったんでしょうね。セックスピストルズを知っている人はもちろん、知らない人にも見てほしい、なんか魅力のある作品です。私はこの映画を見た後、セックスピストルズのCDを買っちゃいました。