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病んでいる父を愛する娘。
精神を病んだ父に対する娘の愛情が伝わってきました。たしかに、亡くなったあと、彼は偉大な人だったっていうのは簡単だけど、病んでいるとき、そばにいてくれる人は少ないのかもしれません。それでも葬儀の最中は、ありがとうございますっていうのが正しいのかもしれないけど、それができないってのがわかりました。
また、ハルの目がすごくきれいです。優しさに富んでいて、ああ、こんな男性に思われたら、そりゃあ癒されるよなと思うし、彼にも信じてもらえないってなったらしんどいねってなります。でも、ハルがあの証明を父のものと思うのも理解できるし、それでももしかしたら彼女の言ってることは正しいのかもと調べに走るところがかっこいいです。
ジェイクは今や、マッチョ男って感じだけど、このころの線の細い、イケメンもたまらなくいいです。イケメンって言ってもモテてるって感じじゃなくてどこか真面目そうで、頭良さそうなところが逆にいい。今でもふとした瞬間、ちょっと年より若く見える瞬間があって、そのときはああ、あのころのジェイクだあだなんて思っちゃいます。グウィネスも頭がよさそうだし、疲れ切っている女性の役が似合う人だと思います。あまり美人じゃないとかいう人もいるけど、私は彼女の泣き笑いみたいな表情とかキスしながら笑うとことか好きなのでこの作品も気に入っています。