ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー

『ビーストウォーズ』は、カナダ制作のテレビアニメ。北米では1996年から1997年まで、日本では1997年から1998年まで放送された。
惑星エネルゴアを舞台にサイバトロンとデストロンによる抗争を描かれているが、終始シリアスな英語版と違い日本語版は出演した声優によるアドリブによってギャグアニメという性格が強くなっている。
ストーリーは勿論、変身フィギュアなどグッズの人気も高く、放送から20年以上経った今でも多くのファンに愛されている。

tokiwokoetew0のレビュー・評価・感想

ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
10

95年には早すぎたカオス

当時はフル3DCGアニメ作品って、なんだかゴツゴツしてて他のと違うなあ、おもしろいのかなあ等と思っていましたが、蓋を開けてみれば、今や大御所となった豪華絢爛な声優陣がふざけにふざけている無法地帯ギャグアニメという、時代がビーストウォーズのノリに追いつけなかった最高の一言に尽きる作品です。
神秘のエネルギー「エネルゴン」をめぐり、正義のトランスフォーマーが集うサイバトロンの部隊と、エネルゴンを悪用して宇宙征服を企む悪のトランスフォーマーが集うデストロンとの戦いが描かれる作品なのですが、戦争アニメだというのに笑わないタイミングというのが非常に少ない、他にはない作品だと思います。
一応、正義の組織と悪の組織という線引きはありますが、どちらもキャラが、というか演じている声優のキャラがガンッガンに前に出ていて、サイバトロンもデストロンも嫌いなキャラというのがまずいないという状況になります。昨今、バラエティ番組でもなかなか見られないような勢いの悪乗りに内輪ネタ…ともう語り始めればキリがないです。最近の作品でいうと、ポプテピピックのようなノリが再放送なしで30分延々続くような、そんなカオスな雰囲気がクセになります。