バブル期の雰囲気を存分に味わえる作品
「7月7日、晴れ」は、1996年に公開された映画で、観月ありささんと荻原聖人さんが主演を務めたことで話題になりました。
また、DREAMS COME TRUEの歌が挿入歌として使われているのも話題性がありました。
この映画は、昭和のバブル期の雰囲気が満載で、私のような高齢の人物にとっては、毎年一回は見たくなるような映画です。この時代の映画はとても夢があったと思います。
この映画の簡単なあらすじは、ある日、キャンプ場にて突然、大スターである望月ひなた(観月ありさ)が健太(荻原聖人)の前に現れ、彼に語りかけます。
しかし、健太は彼女が有名人であることを全く知らないのです。
そこに興味を持ったひなたは、彼に東京でデートしようと誘います。
健太は真に受けなかったものの、キャンプの帰りの道中で、健太はありさが写っている大きなポスターを見つけて、彼女が有名人であることを知ります。
健太の友人の焚き付けもあり、健太はありさとデートするようになります。
そして、二人は徐々に親密になります。しかし、それを彼女の事務所のマネージャーは許しませんでした。
そして、健太に別れるように命令し、健太は身を引くのです。
でも、ひなたは健太への思いを吹っ切ることができず、7月7日の全国ネットの生放送ラジオで、健太との、思い出の天の川を見るために、リスナーに「みんな、灯を消して」と語りかけると、次々と街並みの灯りが消えていくのです。
このシーンはとても感動しました。
さらに、涙を流しながら「健太、あなたに会いたい」と放送してしまうのです。
そのラジオを聴いていた、健太はラジオ局に走り、二人は再開し、頭上には満天の星空が広がっているのでした。
という話です。
この映画は、大スタート一般サラリーマンの恋愛という夢のような話と、アウトドアの楽しさと、仲間の大切さを教えてくれた映画でした。