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3部作の集大成!その後がもっと知りたくなる作品でした。
B型のみが狙われるリアル鬼ごっこ3~5のラストになる作品です。
「もうすぐ日本の血液型は3つだけになります。」という、完全に追い込まれた感のあるキャッチコピーで始まる今作。リアル鬼ごっこ初の製薬会社に務める社会人で、ドンくさい上になよなよした新入社員・草野大地の務める会社が突如、B型ばかりを狙ったリアル鬼ごっこのエリアとなってしまったことから始まります。
大地の憧れの先輩・月野希を守るためにA型ながらも自らリアル鬼ごっこへと飛び込んでいくという、勇気あふれるストーリーです。3部作のラストということもあり、前作・前々作の様々な伏線が回収されていくのが気持ちいいです。投げっぱなしの部分も少々ありましたがまあそこはご愛嬌ということで。
前作で「B型限定の予防接種」という興味深い設定がさらりと語られていたのですが、今作でその秘密が明らかになります。そもそもなぜB型のみを狙った鬼ごっこを?鬼に捕まった人は本当に死んでいるの?あとあの鬼の武器はどういう仕組み?等の疑問が全て明かされていくのは本当に快感で、3部作続けて見た甲斐があったなと思います。3~5といっぺんに鑑賞したほうが世界観に没入できるので、間を開けずに一気に見るのが一番いいかなと思いました。しかし、毎回王様がB型を狙うことに決めたダーツのシーンを見ると、「何回も撮り直ししたんだな…」と思われる穴がボッコボコに空いていて、ちょっと笑ってしまいます。