橘いずみ / 榊いずみ / 和(シンガーソングライター)

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橘いずみ / 榊いずみ / 和(シンガーソングライター)
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橘いずみが渇望していたのは愛か、それとも。

橘いずみは、ソニーレコードに在籍していた間、7枚のアルバムを発売しています。
ファーストアルバム「君なら大丈夫だよ」がリリースされたのが1992年。その中の一曲「のぞみ」の方向性に光る才能を見出したプロデューサー須藤晃によって、セカンドアルバム「どんなに打ちのめされても」が発売されました。その中の代表曲「失格」における徹底された内省的な歌詞と刹那的な歌い方が多くのリスナーに突き刺さり「女・尾崎豊」と称されるようになります。その後「太陽が見てるから」「こぼれおちるもの」と2枚のアルバムを立て続けにリリース。橘いずみはシンガーソングライターとして唯一無二の孤高の存在となりました。
その後もアルバム「十字架とコイン」では人間の情念を、「ごらん、あれがオリオン座だよ」では人間の儚さをアルバムに収め、ニューヨークでレコーディングされた7枚目のアルバム「TOUGH」を1997年にリリースしたのを最後に、ソニーレコードから離れていきました。
橘いずみの楽曲は時代を超えてリスナーの魂に響いていて、ビデオテープ全盛の頃に発売されたライブビデオ「灰とダイヤモンド」のDVD化を望む声がソニーレコードに数多く届き、限定版としてDVD化されたという逸話もあります。そして7枚のアルバムから厳選された楽曲が収録されているベストアルバムも発売されています。