Novelbright 新時代のスターとなれるか?
2020年 SNSを中心に若者からの人気を急速に上げて躍進したバンドがある。大阪府出身のロックバンド「Novelbright」だ。
2013年に結成されたNobelbrightは、下積み時代はライブハウスや路上ライブでの演奏で地道にファンを獲得してきた。それが爆発したのが2020年のことである。きっかけはSNSでの路上ライブ動画がバズったことだった。路上ライブでバンドが演奏している動画をtwitterに掲載したところ、若者の支持を得て、一気に知名度が広がった。また、TikTokを利用したマーケティングなどバンドとしては珍しくSNSによる拡散力を利用した売れ方だった。
この現象は「令和の売れ方」と称され、新しい時代にふさわしいバンドとして名前を聞くようになった。
2019年ごろまでは地元でもあまり知名度のなかった彼らだが、1年間で全国区へと知名度を広げ、テレビ出演も多数果たしている。
そんなNovelbrightの魅力は何と言っても、Vo.竹中雄大の透き通るようなハイトーンボイスだろう。
美しいメロディーに乗せて紡ぎだされる歌声は、聴いているものの胸に沁みわたり、忘れられないインパクトを残す。そんな竹中はかつて口笛世界大会で優勝したことがあるという実力者である。歌が上手い人は口笛も上手いというが、竹中はその証人となるだろう。下積み時代はそんな異色の経歴を推し出して、CDに「口笛ver」を収録していたこともある。
そんな少しお茶目な面もあるNovelbrightだが、正当なジャパニーズロックバンドとして実力を備えていることは紛れもない。これから更に躍進していくことが期待されるバンドだ。彼らの活躍に目が離せない。