音楽に物語のようなストーリー性があり、一冊の小説を読み終えた感覚
音楽とは芸術の中の一つですが、このヨルシカというアーティストは音楽だけでは飽き足らず歌詞にストーリー性を持たせ、アルバムを1枚聞けば小説を1冊読み終えた満足感を得る事が出来ます。
ヨルシカのアルバムには一枚一枚コンセプトがあり、そのコンセプトに沿った物語と共に曲があり、歌詞があり、曲順があります。
歌詞カードを手に取り音楽を流し始めればストーリーが始まり、エモーショナルなサウンドと共にヨルシカの世界観に浸った後に物語は終結していきます。
アルバムを跨ぎ、続編として出ているアルバムもあり次の作品を楽しみにさせてくれるワクワク感もあり、スピンオフに近い表現になるため前編を聞いていなくても楽しめる作品です。
一般的な小説とは違い全ての背景や感情を事細かく書いてあるのではなく、一部を抜粋されたり揶揄された歌詞のため様々な考え方や捉え方が出来るので一度聴いた後に他の方の意見も聞いてみるのもいいですね。
MVはアニメ調のタッチで一曲の情景を描かれています。
ストーリー性や世界観を多く伝えましたが音楽としても素晴らしい作品となっており、ボーカルのsuisさんの透き通った声はn-bunaさんの優しい楽曲とマッチして聞き入ってしまう曲ばかりです。
音楽としてでは留まらず物語を作り、芸術という枠の中で活動するアーティスト「ヨルシカ」の作品を是非一冊手に取ってみてください。