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泣いてしまう
原作もちょこちょこ読んで泣いてしまってたけど、やっぱり泣いちゃう作品です。家族がお父さんから離れたのにはそりゃあそれだけの理由があると思います。だからかわいそう、ひどいとは違うし、行政だって難しいところはあったのかなとも思うけど、それでも他の道はなかったんかいと思っちゃう作品です。私は犬好きでもあるので、犬が亡くなっちゃうのが本当にやばいです。お父さんが、出た旅で出会った人の中にはいい人も悪い人もいて、人生ってそういうもんかもなと思いました。お父さん自身、いい人とも悪い人とも言える人です。西田敏行さんはさすがです。すごく哀愁が漂ってて、傍若無人な振る舞いをしていても、どこか悲しみがありました。お父さんが出会うキーパーソンたちもいい役者が演じてました。なんか人が良さそうというか、一筋縄ではいかない感じの顔をした役者勢揃いって感じでした。もともと、原作も最後まで読んでなかったのですが、すごく悲しい終わりだったんですね。見ていて辛くなってきました。お金だけが全てじゃないとか言いながら、やっぱ金がないとこんなことになるんじゃんって感じです。自分の将来を考えちゃいました。すごく悲しいけど、これが現実なんだなって感じました。