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セリフに現実みがない。
何だかよく分からなかった映画です。夫の余命がわずかで、そのことに苦しむ夫婦の話なのでしょうが、なんかセリフが浮いてるというか、あまり現実味のない話でした。やたらラブシーンも多いし、そのための映画かって感じがしました。大体出産に兄弟を立ち会わせるでしょうか。いや、絶対嫌だけどなって思いました。現地の男とするなんて、絶対にないとは言わないけど、そんなあることじゃないと思うし、危険なことです。夫の死に向き合えず、浮気に走るという話であれば、国内の話でいいのに、何でわざわざバリ島にしたのか、そこらへんが読めません。斎藤工さんはセクシーだからそこはいいのですが、それだけの作品かなと思います。ユリは看護師だから人の死に慣れてるみたいなのは、ほんと暴言だなと思いました。それだけ端に甘えているという表現かもですが、いやいや、冷静に対処してくれてるから旅行にも行けるんでしょって感じです。夫の妹が、私は兄のこと覚えているよ的なことを言ったところは良かったです。死が近い人が、死の話をしだすと、またまたとか言っちゃいがちですが、ちゃんと話を聞いて、その上で兄貴が死んでも私はずっと覚えているみたいなことを言ってくれて、いい妹やなと思いました。いい題材なのに、あんまり面白くなくて残念です。