神の後継者達の狂気的な戦いがアツい!
原作・構成協力「えすのサカエ」先生 (少年エース連載/角川コミックス・エース刊)です。
コミックは12巻で完結しており、アニメも深夜枠で2013年に放送されていました。
クラスでも大人しく目立たない内に引き籠り気味の主人公と、そんな主人公に何故だか依存する可憐だが狂気を内包するヒロインの二人を軸に進んでいきます。主人公にストーカーのようにつきまとう我妻由乃(がさいゆの)ちゃんの重い愛情が最初は(ヤンデレいいなぁ…可愛いなぁ)と思いながら見進めていくうちに、話の展開が変わっていくのが今作の見どころですが、正直、序盤と終盤で別の作品にもできたんじゃないかというぐらい話の内容が変わってきます。
ここからはネタバレになります。
世界を支配する神の寿命が近づき、世界を継続する為に神の後継者を決めるゲームが開催され、後継者候補とされた12人の繰り広げる凄惨な戦いとそれぞれが抱えた深い闇、人間模様や次の展開が気になってどんどん見進めていける作品です。
もちろん主人公たちもその12人のうちに入っており戦いに巻き込まれていくのですが、それぞれ闇を抱えてる候補者の中でも、トップクラスに闇を抱えたヒロインが何故主人公に入れ込むのか徐々に明かされていく中、主人公も登場人物たちも狂気を帯びていく事になり、見る人はなぜかその狂気の虜になってしまいます。