ファイアーエムブレムif / Fire Emblem Fates

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ファイアーエムブレムif / Fire Emblem Fates
7

シミュレーションRPGソフト感想

2015年にニンテンドー3DS用ソフトとして発売されたシミュレーションRPGゲームで、任天堂の看板タイトルのひとつ「ファイアーエムブレム」シリーズの第14作目にあたります。本作はタイトルの「if」が示すように、対立する白夜王国と暗夜王国、2つの国と関りを持った主人公を通して、それぞれの国を舞台にしたソフトを2種類同時に発売するという挑戦的な姿勢が印象でした。ストーリーにも白夜側の視点と暗夜側の視点で異なる展開になっているのが、正にタイトル通りと感じました。
各々の特徴としては白夜側では暗夜王国の侵略を迎え撃つ王道のストーリー構成になっています。一方でシリーズでは初めて和のテイストを全面的に取り入れ、それまでなかった侍や忍といった職種も存在し、登場キャラも日本人的な名前となっているあたりが斬新です。また、遭遇戦の機会も設けられてユニットのレベルアップもしやすく、FE初心者でもプレイしやすい作風になっています。暗夜王国側ではFEシリーズ従来の職種が多く登場し、ストーリーも暗夜王国内部から悪しき元を断つという流れになっていますが、遭遇戦はなく、本筋のみのためレベルアップの機会が限られていて、シリーズに慣れたユーザー向けと明確に分けられていると言えます。
システム自体は「覚醒」の要素から引き継ぎ、発展させたものが多く、比較的プレイしやすいタイトルだと感じました。