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何度見ても必ず泣ける戦争映画
百田尚樹さんの原作小説を読んだ方も、そうでない方も必ず泣ける映画です。
日本の太平洋戦争を舞台とし、終戦間際に命をかけて戦うことが使命であるという風潮がある中、主人公の宮部は我が娘と妻のために絶対に死ねないと誓い戦争にでます。自分が死を避けた行動をする中、仲間は次々と死んでいくのです。家族に会いたい気持ちと、死んだ仲間のために戦うべきかで揺れる宮部の様子に心が締め付けられるような気持がするような作品です。
登場人物の誰に感情移入しても、苦しくて涙なしには見れません。戦争のむごさを感じさせるような作品で、戦争を知らない人全員に必ず見てほしいといっても過言ではないほどだと感じました。実際にこの映画に出てくる神風特攻隊は実際に日本であったことを思うと、二度と戦争をおこしてはいけないという気持ちに誰しもがなるはずです。
私が映画館に赴いてこの映画を見たとき、戦争ものということもあり、ご老人がたくさんいましたが、その中で数人の方が当時のことを思い出したのか途中退室していました。それほど前半の戦争を表す描写は現実味を帯びていて見ている側に衝撃を受けるものでした。主演の岡田准一さんの迫真の演技で役にぴったりだったことから10点満点の評価をあげられる作品です。"