エミリー・ローズ

エミリー・ローズ

『エミリー・ローズ』(原題:The Exorcism of Emily Rose)とは、2005年に製作されたアメリカ合衆国の映画。アメリカでは2005年9月9日に、日本では2006年3月11日に公開された。スコット・デリクソンが監督を務め、ローラ・リニーとジェニファー・カーペンターが主演を務めている。1976年にドイツで発生し、悪魔祓い(エクソシスム)の実施中に少女が死亡して過失致死罪などで裁判へと発展したアンネリーゼ・ミシェル保護責任者遺棄致死事件をモチーフに制作されている。
大学進学後に怪奇現象や異常行動に苛まれるようになり、医学的治療でも改善が見られず悪魔憑きを確信した女子学生エミリー・ローズと、彼女を救うため悪魔祓いに挑むも過失致死罪で起訴されたムーア神父、そして神父の弁護を引き受けた女性弁護士エリン・ブルナーの戦いを描く。ホラー映画の要素を含みつつも物語の大部分は法廷劇として展開し、悪魔の存在や超自然現象の可否、精神医学と信仰の対立を巡る緊迫した論争が見どころとなっている。

momomo627l6のレビュー・評価・感想

エミリー・ローズ
9

どう裁けばいいのか。

悪魔払いについては詳しくないのですが、本作は悪魔払いそのものというより、そのことについての裁判の話なので、すっとはいっていけました。精神を病み、おかしくなってしまった少女に見える人がいて、それが悪魔のせいだと思い、懸命に悪魔払いをした牧師、彼を罪に問えるのかという話です。難しい問題だと思います。病気の人を医師に見せないのは良くないと思うし、それは犯罪な気もします。でも、この牧師さんの真摯な態度、娘さんの様子、そして、悪魔が信じられている時代、場所なら、仕方がなかったのかもしれません。日本においては悪魔はそんなポピュラーな話ではないし、悪魔系の話はあんまり恐怖を感じないのですが、本作は怖かったです。それは、やはり悪魔だと勘違いされるような病気があるというのがわかったり、自分ではコントロールできない恐怖を見せられたからだと思います。裁判については、自分の信じるところじゃないことで、弁護を依頼された弁護士さんが大変そうでした。裁判所も、いやいやと思うところもあったでしょうが、なかなか公正な裁判だったと思いました。今までと違う感じの悪魔払いの話で、面白いと思いました。エミリー役の役者さんは、怖かったし、うまいなと思います。