プリデスティネーション

プリデスティネーション

『プリデスティネーション』(原題:Predestination)とは、2014年に公開されたオーストラリアのSF映画。原作は ロバート・A・ハインラインによる短編小説『輪廻の蛇』である。日本では2015年2月に公開された。
時間と場所を自由自在に移動できる政府のエージェントが、タイムトラベルを繰り返しながら連続爆弾魔を追う姿が描かれる。最後には衝撃的な事実が明らかとなり、観客の度肝を抜いた。
監督はピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟、主演はイーサン・ホークが務めた。

go-1016425477340124093488のレビュー・評価・感想

プリデスティネーション
10

1回じゃ見たりない映画

この映画は2014年に公開されたタイムパラドックス系のオーストラリアの映画です。日本では2015年に公開されました。映画全体を通してシリアスな雰囲気で、コミカルな要素はありません。また、この作品を実際に見れば分かるのですが、「主人公はだれか」と聞かれたときに答え方に困ってしまうような内容になっています。物語の冒頭では工場のシーンから始まります。ここでは短い銃撃戦や爆発など、まだ何が起きているか正確にはわからず最初は理解できないと思いますが、タイムパラドックス系の映画ということでこのシーンものちにとても大事なシーンとしてしっかりと理解できます。この冒頭のシーンのみではなく、いくつかのシーンにおいて謎が出てきます。自分はタイムパラドックス系のSF映画を見るのはプリデスティネーションが初めてでした。しかし、すべて納得できるようにつながったストーリーが展開されていき、タイムパラドックス特有とはいえ初心者でも鳥肌ものの内容でした。すべてがきれいに繋がるので、すべて分かった上でももう一度見たいと思えます。本作は上映時間が97分と、映画としてはあまり長くないですが、実際に見てみると面白くてそれ以上に短く感じてしまいました。しかし、満足度はかなり高く、変に長くて微妙な映画を見るよりかはるかに良い映画を見つけることができました。