任侠ヘルパー

Ken120のレビュー・評価・感想

任侠ヘルパー
7

認知症介護の過酷さ

ヤクザなメンバーが介護施設でヘルパーとして働く姿が珍しかった。
過酷な現場の中で、日々悪戦苦闘しながら認知症介護をするということは素晴らしいと思った。
しかし、認知症高齢者を介護するということは最も大変である。
慣れない職業を徐々にこなしていく姿を見て彼らは成長したなと思った。
一方で、紅一点のリコ(黒木メイサ)が印象的だった。
表面的にはきつそうな印象を受けるが、本来は母性的で人にも親切にするというところでギャップを見せた。
おそらくリコの役を演じた黒木メイサも母性的で親切な方なのかもしれない。
普段はそんなチャラそうな介護職員は見かけない。職業柄の関係にもよるが…。
一人一人の高齢者が認知症を抱える中でどのようなことで困っているのか、どのような問題を抱えているのか垣間見ることもできた。
また、夏川結衣が演じた羽鳥社長が若年性認知症で倒れてしまうシーンが印象的だった。
日常生活の中でどのような症状が出るのか多少知ることが出来た。
私たちも若年性認知症には気を付けたいものだ。ただ若いからと言って油断するのもよくない。
日々の生活を改め、健康を保ちつつ元気で暮らせることが一番大事である。
また、笑顔で暮らすのも一番大事である。