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重いテーマ
恐竜と人間の子どもが家族を探す話かなと思っていたら、アーロの父が最初の方で死んでて、親を亡くすという思いテーマもある話でした。それに最初からアーロと少年が心を通わせているとかもなく、少年は行くあてもないから、アーロについていってるって感じで、そこが切なかったです。種族も違うし、アーロは父のようになりたいと思っていたわけだから、少年を友達として見ることはできないはずだけど、だんだん気持ちが変わってきていて、一緒に過ごすことの意味を感じました。アーロはただ、人間のことを知らなかっただけで、知っちゃえば誰とでも友達になれたのだなあと思いました。
恐竜が生き残っているパラレルワールドという設定もおもしろいです。実際、恐竜が生き残っていたら人類は誕生したのか否か、甚だ疑問ですが、きっとどっちも生きてたらこの映画のように住み分けて生きてるのでしょう。恐竜ものは昔から好きなので、恐竜が家畜とか飼っているレアな姿が見れて満足です。また、みんなのヒーロー、ティラノザウルスもいい役で出ていて、よかったです。なんとなく、ティラノって悪者になりがちですが、肉食だから乱暴とか、そういう安易なキャラにしていないところに好感が持てます。