ハンブレッダーズ / Humbreaders

8ikeychan787のレビュー・評価・感想

ハンブレッダーズ / Humbreaders
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高校生に聞いてほしい青春ロックバンド

ハンブレッダーズは大阪発の3人組ロックバンドで、ムツムロ アキラ(Vo, G)、でらし(B, Cho)、木島(Dr)のメンバーで構成されている。
『ネバーエンディング青春』という言葉を掲げ、青春について熱くエモく歌い上げているが、彼ら自身によると学生時代はスクールカーストの底辺にいるような目立たない青春時代を過ごしたという。
だからこそなのか、青春というあまりにも大きな概念を歌っているにもかかわらず、聞き手の体験とリンクしたり、あの時のあの感情はこういうことだったのかと今更になって答えがわかったりする。
2018年1月に発売された【純異性交遊】に収録されている【スクールマジシャンガール(純mix)】は高校生に是非聞いてほしい。
学生時代に素直になれない恋愛について、恥ずかしいくらいにストレートに歌われる。
でもメロディーはかっこよく、疾走感があり、聞き終わった後に残るのは羞恥ではなく高揚感。
是非この曲を聞いて後悔のない青春時代を過ごしてほしい。
2020年2月に発売された【ユースレスマシン】に収録されている【大掃除の後】という曲もおすすめだ。
『修学旅行の夜中みたいな でたらめな心で出かけよう』という歌詞が出てくるのだが、このなんとも言えないエモさを高校生男子なら誰しも経験しているはずだ。
こういった歌詞を青春時代に聞けたらどれだけ、どれだけ青春時代というものが尊いものか当時、気づけたかもしれない。
親、先生や友達など周りの人の意見も素直に聞きたくない年頃真っ盛りの高校生の皆さんもぜひハンブレッダーズの言葉は聞いてほしい。