狂人
1970年代くらいに活躍したチェスの世界チャンピオン、ボビー・フィッシャーのお話です。チェス界では知らない人がいないほど有名な人です。
この稀代の天才を演じたのは、『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのトビー・マグワイアです。かっこいい。
この映画はチェスを知らない人でも見れると思います。チェスの専門的な話もあまりないですし、ストーリーとして楽しめると思います。
以下にその理由を3つ挙げます。
1) まずはボビー・フィッシャーのイカレ具合です。チェスの試合中に次の手を考えている相手に対して、この先はこういう手順であなたが負けるということを言ってみたり、
試合中に、テレビカメラの機械音(動作している音)がウルサイと言ったり、終いには音を気にするあまり、試合会場の用具室でゲームをしたりとやりたい放題です。
2) 常にチェスの事を考えてる人です。プレイメイトとの事が終わったベッドの上でも、着替えの最中でも頭の中でチェスをしています。プロの鑑かもしれませんね。スパーリング相手との高速チェスはかっこよかったです。
3) 天才がいろんな困難(自分で招いた)を乗り越えて世界チャンピオンになるまでのストーリーは面白いです。最後は神の一手で、対戦相手から拍手を貰いました。
以上の理由からこの映画をおススメします。