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映画「ミスト」のレビュー。
主人公親子は自らの住む平凡な田舎町のスーパーマーケットに買い物に来ていた。そこに突如としてサイレンが鳴り響き町が原因不明の霧(ミスト)に覆われると同時に、血を流した老人がスーパーマーケットに駆け込んできた。彼は言う、「何かが霧の中にいる。何かが人をさらった。」と。スーパーマーケットも町同様霧に覆われ外の様子が一切わからなくなってしまい、人々はスーパーマーケットから出るに出られなくなる。自宅に妻(母親)を残して来ている主人公たちも同様だった。しばらくすると、外で何が起きているのか町で何が起きているのか全くわからない状況に不安を抱きはじめた買い物客同士の間で疑心暗鬼がつのっていき、いさかいが発生していく、、、。主人公たちを待ち受ける運命(ラストシーン)を目の当たりにしたときあなたは何を思うだろうか。
閉ざされた環境下での人間の愚かさや、そういった状況で盲目にならずにいかにして自らを律し行動しサバイバルすべきかとういうことを考え直すことができる作品。
※この映画は私が今まで見た中で最高の映画の一つだったが多くの人にとっては最低の映画になるかもしれない。
それだけラストシーンが強烈であり衝撃的である。