アイ・アム・サム / I Am Sam

アイ・アム・サム / I Am Sam

『I am Sam アイ・アム・サム』とは2001年に公開されたアメリカのドラマ映画である。監督はジェシー・ネルソン。知的障害で7歳児程度の知能しか持ち合わせていないサム。1人でルーシーを育て始めるが彼の養育問題が浮上し、児童福祉局に目をつけられてしまう。サムに対する社会の目は厳しく、ルーシーは施設で保護され2人は引き離されることとなった。それでも一緒にいることを諦めなかった親子の純粋の絆が描かれている。ネルソンの代表作の1つとなっている繊細な心模様の描かれた家族の愛の物語。

tw-1238199390のレビュー・評価・感想

アイ・アム・サム / I Am Sam
9

一度見ておいて損はない!

知的障害のサムが、娘を持つというストーリーです。母親は娘を生んで早くに出て行ってしまったため、知的障害のあるサムが一生懸命子育てをしていくのですが、成長と共に、娘が自分の父親は周りと少し違うんだと感じるようになります。
そんなサムは、7歳児程度の知能しかないため、大金を稼ぐ仕事をもっているわけでもなく質素に娘のために一生懸命にやっている日々。
順調に進んでいるように思えたのですが、ある日、娘の誕生日会でトラブルが。娘のお友達の心無い言葉で、サムの行動が誤解を招き、警察を呼ばれてしまいます。
そして、娘を警察に保護するということで2人は引き裂かれてしまうのです。
収入がそんなにないこと、知能が7歳児程度ということもあり、やがて娘が父を超えてしまう日も近いこともあり、裁判所は養子に出すことを進めます。しかし知的障害があろうが、しっかりと娘を愛するサムはどうにか娘を取り戻そうと仕事も一生懸命に頑張る姿も感動しますし、もちろん引き裂かれた娘も、しっかり父を愛しています。そんな知的障害だからと言って、子供を愛せない・幸せにできないと決めつける裁判のやり方と、一生懸命たたかうサム、そしてそのサムの姿に後押しされるサムの弁護士。
サムを取り巻くあらゆる人が娘を愛し、取り戻そうとする姿に勇気づけられたりとストーリー全体を通して感動、考えることの多い素晴らしい映画です。