残虐、殺伐とした要素などは一切なし。気楽に観れるVRMMORPG作品です。
『ソードアート・オンライン』と同様の、実際にプレイヤー自身がゲームの世界にダイブする、所謂「VRMMORPG」を題材とした作品です。
しかし『ソードアート・オンライン』とは違い、殺伐とした要素などは全くありません。
最後の最後まで常にほんわかした雰囲気で物語が進行するので、
「キツい描写は苦手だから」
「どうせ残虐表現があるんでしょう?」
などとバトルアニメを敬遠している人たちにこそ、是非ともオススメしたい作品です。
また作品のタイトルにもあるように、主人公はレベルアップの際に、
「痛いのは嫌だから」
と全ての取得ポイントを防御力に極振りしてしまい、
「防御力だけが極限までに突出しており、攻撃力、回避力、命中力などの全てのパラメーターが壊滅的」
という極端なステータスに陥ってしまうのですが、
それでも攻撃力無視の固定ダメージの攻撃スキルを習得してしまうなど、意図せずにシステムの裏を何度も何度も偶然突いてしまい、クリアした者が数少ない難関クエストを次々とクリアしてしまったことで一躍有名人になってしまいます。
そんな主人公の姿に危機感を抱いた運営側が何度もゲームバランスの改善を行うのですが、それでも主人公は全く意図せずに再びゲームシステムの裏をついてしまう…。
そんな主人公と運営側の「目に見えない戦い」も見どころの一つです。
最近流行っている異世界もの、仮想空間ものの作品の中において、最後の最後まで全く殺伐とした要素のない、常にのほほん、緩やかな雰囲気で物語が進むのですが、これは多くの人に楽しんでほしいという理由から、原作者が意図的にそういう作品にしているとのこと。
是非多くの人に観てもらいたいですね。