この漫画を知らない人はいないと思います
ベルサイユのばらは、日本の少女漫画の中では不滅の地位を保っていますよね。この漫画の内容は原作者がいなくて、全て池田理代子先生がお考えになった内容だと言うのには驚きます。アニメのほうもなかなかきれいな絵柄と、優れた声優さんの演技で大変魅力があるものに仕上がっています。アニメの登場人物の年齢がほとんど取らないと言う現象がしょっちゅう見受けられますが、ベルサイユのばらの登場人物はまるで当たり前のようにどんどん年をとっていくのもとても面白いですね。この作品が連載される前までは、日本人の中ではあまり一般的ではなかったフランス革命が世間的に認知され、マリーアントワネットや16世が誰かと言うことを日本人の誰もが知るようになったと言うのはすごい話だと思います。登場人物の中でマリーアントワネットやルイ16世、フェルゼン伯爵は実在の人物ですが、メインパーソナリティーのオスカルやアンドレは架空の人物です。意外なことにオスカルが妹のように可愛がっているロザリーは実在の人物で、マリーアントワネットが革命派に投獄されて、死刑になる直前まで監獄の中部マリアントワネットの面倒を見た実在の女性をモデルにしているとのことです。そのロザリーを実在の人物であるポリニャック伯爵夫人の隠し子にしている設定も面白いですね。