過去作のリメイクと聞いて
デジモンアドベンチャーは過去に放送していた作品を現代にも当てはまるようにリメイクした作品です。そのためにデジヴァイスの形が少々変わっていたり、主人公たちがデジモンたちの住むデジタルワールドに迷い込む過程が変わっている部分も少なくないですが、現代にも当てはまるという点では違和感がなく納得ができるものでした。
声優についてですが、デジモンたちはテイルモンを除いてリメイク前と同じ声優さんが参加されてますが、主人公たちの声を演じる声優さんたちは一新されているため、過去作そのものをイメージすると違和感を感じる人もいるかもしれないという印象を受けました。
ネットワーク世界であるデジモンワールドに突入する過程が違う関係で、デジモンたちとの出会いが違うという点では良かったのですが、第2話でオメガモンが登場してしまったということは悪かったと思います。その理由は、オメガモンは太一とヤマト、アグモンやガブモンの成長の最終地点に近い場所に存在するデジモンであり、視聴者の一部がその進化の過程を知っていたとしても、間の進化を飛ばしてまでその姿を見せる必要はなかったのではないかと思います。またそれに合わせたかのように敵も原作中盤以降の強さの敵が登場してしまっており、3ヶ月12話で終わらせるつもりなのでは?という疑問を持ってしまうきっかけになりました。
様々な事情で製作・放送が止まったりもしていますが、ハイスピードで強い敵、味方の最終進化が描かれたその先に何があるのか、とても楽しみです。